近年、ほしいもの品種が多様化してきました。
そのため「これはどんなほしいもなの?」「味は?食感は?」など、お客様からご質問いただくことが増えてまいりました。
そこで、ほしいもについて皆さまに知っていただきたい、楽しんでいただきたいと考え、ここで簡単にご紹介いたします。
生芋は寒さや暑さに強く、白色または薄い桃色をしています。昔から茨城で愛されてきた味覚の代表です。一般的にほしいもと言えばこの品種を指します。すっきりとした甘さが特徴で、根強い人気があります。
名前は「はるかに優れている」事が由来です。収穫量は玉豊と同等又はやや多く、糖度も高く人気があるので生産者が増えてきています。非常にねっとりとしており、綺麗な黄色の外観と強い甘みが特徴です。
さつまいもの生育が小ぶりになりやすく、収穫量は玉豊の8割程度の希少な品種です。ほしいも加工する際は、薄皮が厚いため皮むきが難しく熟練の技が必要になります。糖度が高く独特のコクがあり、濃黄で飴色のほしいもに仕上がります。
収穫量は玉豊と同程度で、皮は赤紫色、中は淡黄色の形が良い品種です。一方で、寒さに弱く冬期の長期保存が難しい面もあります。しつこくない上品な甘さが特徴です。
近年、焼きいもなどで人気急上昇中の品種です。皮は鮮やかな小豆色をしており、べにはるかよりも芽の数が少なく表面がツルツルしているのが特徴です。さっぱりとした味わいとなめらかな食感を味わうことが出来ます。
泉よりも収穫量が多く、玉豊よりも中の色が明るいほしいも専用に開発された品種です。貯蔵しやすい一方で、苗の温度管理が難しく、生産者が少ないのが現状です。後味がすっきりとしているため食べやすいです。
4月から10月まで丁寧に育て上げたさつまいもの収穫です。10月から11月にかけて掘り、この収穫した芋は貯蔵庫で寝かせます。
寝かせたさつまいもは糖度(甘さ)が上がり、美味しいさつまいもに仕上がります。このさつまいもをじっくりと蒸かします。
蒸かしたさつまいもの皮を熱々のうちに剥きます。熟練のスタッフたちによって一つ一つ丁寧に手作業で行われています。
剥き終わったさつまいもを一旦冷まし、専用の器具でスライスします。丸干しはスライスせずそのまま次の乾燥作業に移ります。
スライスしたさつまいもを1枚1枚手作業で干し網に並べ、丁寧にじっくりと数日かけて乾燥させます。
程よく水分が抜けて適度に乾燥したら完成です。美味しさが凝縮されたほしいもをお楽しみください。
幸田商店では、弊社商品の御販売やお客様のご要望に応じたオリジナル商品の販売などを承っております。
まずはご相談くださいませ。
受付時間:9:00〜17:00(土・日・祝日を除く)