サツマイモの生産が難しく、ほしいもへの加工に技術を要するため「泉」は希少品種です。
ねっとりとした食感とコクのある強い甘みが特徴で、幸田商店の「べっ甲ほしいも」の原料も泉です。
泉(泉13号)は茨城県農業試験場の泉 正六技師が育成した品種です。
発育が悪く小ぶりになりやすい上に、収穫量が少ないのが特徴です。
皮の色は白黄色で、中は濃黄色です。
加工する際は、薄皮が厚いため皮むきが難しく熟練の技が必要になります。
ほしいもに加工すると飴色に仕上がります。
生産割合はほしいも全体の14%と少ないものの、高級感があり人気の品種です。
泉の高品質なほしいもである「べっ甲ほしいも」は、平切り・丸干しともに贈答用などに利用される方が多くいます。