現在、幸田商店ではサツマイモの苗を植えております。
以前ご紹介した苗を切る作業と平行して行っています。
ほしいもの味や食感に違いがあるように、サツマイモ自体にも特性があるので、それぞれの品種の特徴にあった栽培をしていく必要があります。
今回は玉豊についてです。
まず、畝(畦、うね)立てです。
畑の土を周囲より高く盛った畝を作ることで、苗の根がつきやすくなります。
次に等間隔に苗を植えていきます。
一反歩あたりに植える苗の量は決まっているため、畝幅や苗の株間を調整して植えます。
畝幅・株間は各農家で異なっています。
苗は3節目まで土に挿しています。
玉豊は植え付け後、除草を兼ねて畝の上に更に土をかける“中耕・培土”という作業をトラクターで行うため、他の品種と比べると畝幅は広くなっています。
土をかぶせることで保水性が得られます。
玉豊は乾燥すると、シロタなどが発生しやすくなるので、保水は重要なポイントになります。
※シロタとは・・・ほしいもの一部に白色不透明の硬い部分が生じる傷害。
(写真は幸田商店の農業・加工チームが育てているサツマイモの苗を撮影したものです。)