ほしいもで昔ながらの定番品種といえば、「玉豊(たまゆたか)」です。
もっとも一般的な品種なので、パッケージ等で品種についての記載がないものは大抵この「玉豊」です。
玉豊(農林22号)は多収で病気に強く、寒さや暑さに強いので収穫後の貯蔵中に腐敗しにくい品種です。
しかし、ほしいも作りでは欠かせないサツマイモに含まれるデンプンの糖化のスピードが遅いという難点もあります。
1961年茨城県の奨励品種になったこともあり、以前はほしいも全体の95%を占めていました。
玉豊の生芋は寒さや暑さに強く、白色または薄い桃色をしています。
玉豊はほしいもにするとすっきりとした素朴な甘みで飽きのこない美味しさです。
近年新たな品種として甘みの強い「べにはるか」等が注目されていますが、やはりほしいもは玉豊が一番美味しいという方も多く根強い人気があります。
幸田商店でもスタンダードな平切りタイプだけでなく丸干し・角切りタイプも商品化しております。
ほしいもの中のほしいも「玉豊」をぜひ試していただきたいと思います。