幸田商店はほしいもの加工はもちろん、原料となるサツマイモの栽培・生産もしております。
サツマイモは苗を植えて栽培するのですが、その苗作りが3月下旬から始まります。
まず、土を柔らかく耕し肥料と殺虫剤をまきます。選別した無病健全な種芋を土に並べます。
たっぷり灌水(水やり)した後、病気を防ぐための農薬を散布し、上から堆肥をかけます。
種芋に直接光が当たらないようしっかり堆肥をかける必要があります。
芽が出るまでは土の温度を30度前後に保ち、芽が出てからは地上部の温度を25度に保ちます。
その年の天候にもよりますが20日前後で発芽します。
温度を一定にするため、毎日地温(地中の温度)と気温をチェックして管理します。
曇りや雨、夜間でも温度を保つためにビニールをかけます。
等間隔になるよう計測しながらトンネル支柱を差し込み、
周りにビニールの裾を埋めるための溝をコの字に作り、ビニールをかけます。
11月頃から最盛期を迎えるほしいもですが、ほしいも作りには今から着手する必要があります。
(写真は幸田商店 農業・加工チームの作業風景の一部を撮影したものです。)